1/6fabric (ロクブンノイチファブリック)vol.1
しかしながら、滋賀県に占めるびわ湖の割合を知っている人はほとんどいないと思います。
どれくらいか、わかりますか?
半分くらい? いやいや、3分の1くらいでしょ?
正解は6分の1なんです。
あれ?案外、滋賀県って広いの?って印象ですよね。
滋賀県の面積・・・約4,017㎢
びわ湖の面積・・・約670㎢ ※淡路島とほぼ同じ大きさ
びわ湖の湿度と、湖西の比良山系や湖東の鈴鹿山系から流れるキレイな水のおかげで、
滋賀県は昔から織物が盛んな地域でした。
同じ県内に、綿(高島綿織物)、麻(湖東麻織物)、絹(浜ちりめん)の3つの天然繊維の産地が集積しているのは全国で滋賀県のみです。これ、ドヤれる情報です。
そして2014年、滋賀県好きの私は、
1、もっと滋賀の魅力を広めたい
2、多くの観光客に滋賀県の良さを知ってほしい
3、リピーターとしてまた来て欲しい
4、地元の人にも滋賀の魅力を再認識して欲しい
と言った自己中的な、いや、故郷を愛するゆえの熱い想いから、滋賀の地域資源を使ったお土産物を作ろう!と思い立ちました。
私の住む彦根市には、国宝・彦根城があり、ゆるキャラの元祖・ひこにゃんがいて、年間の観光客数は約80万人と、地方都市の中ではまあまあ奮闘しています。
それゆえに、お土産物はひこにゃん、ひこにゃん、ひこにゃん尽くし。
(もちろん他にもありますけど笑)
確かにひこにゃんは人気者で、彦根の知名度を押し上げた功労者。私も大好きです。
けど、ひこにゃんグッズ以外にも彦根や滋賀のお土産品を欲しい人はきっといる・・!
そう思ったことも一因です。
そこから生まれたのが、1/6fabric(ロクブンノイチファブリック)。
このブランド名は滋賀県の面積に占めるびわ湖の割合を由来としています。
発案者の私と社内デザイナー、ディレクションは近くにある滋賀県立大学の先生に依頼。3人で何度もミーテイングを重ね、準備期間を経て、2015年10月のインテリアライフスタイル展にて発表しました。
1/6fabricの目的はすでに触れたように、端的に言うと
「滋賀の魅力の発信」
その手法として、
「滋賀の地域資源を使用した雑貨の販売」
製品化のルールとして、
1、使用する生地は滋賀県で織ること
2、生地の柄は滋賀県ゆかりのものをモチーフにすること
3、全ての工程を滋賀県で行うメイドイン滋賀であること
この「目的」「手法」「ルール」を最初に確立することが出来たので、
製品化や拡販するときにブレることが一切無かった。
3の全ての工程を県内で行うには、縫製してもらうところを探さないといけませんが、
幸いにも会社の近くで見つかるという幸運にも恵まれました。
そのうちの1件は地元の多賀町商工会の紹介で、同じ町内にある会社。これも縁ですね。
生地の織り、デザイン、縫製、ブランドディレクション、ロゴ決め、展示会の準備、展示会でのリアクション、その後の販売などは次回で。
※リニューアルした1/6fabricのサイトはこちらから