1/6fabric (ロクブンノイチファブリック)vol.2
vol.2は、生地について。
びわ湖の湿度と比良山系や鈴鹿山系のキレイな湧水のおかげで、昔から織物が盛んな地域だった滋賀県には、
1.高島綿織物(高島ちぢみ)
2.湖東麻織物(リネン)
3.浜ちりめん(絹)
の3つの地域資源があります。
1/6fabricでは、高島綿織物と湖東麻織物の生地を使用して、生活雑貨を展開することにしました。理由としては、
・手頃な値段で商品化できること
・雑貨に展開しやすい素材であること
・生地にプリントできること
・浜ちりめんは高価過ぎるために断念
が挙げられます。
日常的に触れて使用していただける商品から、少しでも滋賀県の魅力を感じて欲しいと考えました。
だからこそ、1/6fabricのキャッチコピーも『暮らしに、びわ湖の心地よさを。』にしました。
高島綿織物(高島ちぢみ)
びわ湖の西、高島市を産地とする高島綿織物は高島ちぢみとも言われ、ヨコ糸の強い撚りが戻ることによって生じる、生地のシボ(凹凸のようなもの)が特徴です。このシボがあることで、生地が肌に触れる面積が減り、ベタつかず、さらっとした心地良さが生まれます。
肌着やステテコなどに使用されることが多い生地です。また、綿100%の生地なので、安心感があります。
この生地を使って、ハンカチ、手ぬぐい、ステテコを作っています。ハンカチは700円(税抜き)と、お求め安い価格です。
湖東麻織物(リネン)
湖東麻織物は、びわ湖の東、彦根市や愛知川(愛荘町)付近を産地としています。麻織物には亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)などの種類がありますが、1/6fabricでは亜麻(リネン)を使用しています。
もともと江戸時代に彦根藩の庇護のもとで発展し、幕府にも献上されるほどの生地でした。それが近江商人の手によって全国に広まったのです。現在でもシャリ感や洗うほどに馴染む風合いが、多くの方に好まれる素材です。
この生地を使って、ハンカチ、巾着、がま口、ポーチからティッシュケースやブックカバーと幅広い製品を展開しています。
どちらも滋賀県の機屋さんで織った生地を使用しています。
最盛期の頃に比べると、生産量は減少傾向にはありますが、生地の魅力を広め、少しでも生地の消化に貢献できるよう、今後も努めてまいります。
そんな1/6fabricのサイトはこちらから。https://www.1-6fabric.jp/
リニューアルしてよりすっきりと、見やすくなりました。