失敗したウレタンのこと
うちの会社、主にベビー布団を作っているのですが、大人用の布団も少ないながら一応作っています。
掛布団、敷布団、枕など。
もちろん、設備の都合もありますが、そこまで多品種を作れるわけではありません。
畳や床の上に敷く、敷布団。
中わたの素材はポリエステルやウールが多く、中芯の素材はポリエステルの固わたやウレタンを使用するのが一般的。
敷布団は寝る人の重さを支えるので、当然ながら長年使うとへたってきます。
それは仕方のないことですが、へたりにくくするために中芯として固わたやウレタンをわざわざ挟み込んでいるわけです。
弊社では中芯にポリエステルの固わたを使いますが、今回は納品先の要望でウレタンを使用することになりました。しかもプロファイル加工と言って表面に凹凸をつけたウレタンです。
普段使わない素材なので、恥ずかしながら詳しいスペックがわからず、発注。
そして、実際に納品されたウレタンは、こちらが欲しかったものとは違う仕様のものが届いてしまう・・・。
このやってしまった感は数年ぶり。あぁぁ。
普段使わず慣れていない商材だからこそ、発注時により慎重になるべきだったと後悔するも、後の祭り。
しかし、このまま引きずっても仕方ないので、このウレタンを使用して何か新しい商品にすることはできないかと思案中です。
特にベビー用の敷布団は固わたが多く、プロファイル加工をしたウレタンマットは市場にも無いので、ひょっとしたらいけるかも・・・と考えてみたり。
とにかく!
数にも限りがあるので、新商品のお試し販売ができると前向きに 捉えて、商品企画につなげて行きたいと思います。