新型コロナウィルスによる影響について
国による学校への休校要請にまで発展した2019年のコロナ騒動。
確かに、子どもたちの安全を優先させるのは賛成ですが、何しろ急な要請で
学校や保護者も対応に追われる始末。
コンビニやスーパー、外食などのサービス業において、小さな子どもを持つ主婦はパートとして貴重な戦力。企業は休みやすい体制を取ってほしいとの国からの要請ですが、そんなん普通に考えていきなり対応出来るはずがないじゃないですか・・・!
私の住む彦根市では、学童保育に申し込んでいる1〜3年生の子どもがいる家庭で、希望があれば午前中は学校で子どもを見てくれるようになりました。そのまま午後からは学童保育で見てもらえます。他の自治体での対応を見て羨ましいと思っていたので、我が彦根市でも実現していただき、本当にありがたいです。そして、普段よりも長時間お世話になる学童支援員の皆様、本当にありがとうございます。
さて、寝具業界におけるコロナウィルスの影響について、少し記載します。
寝具は中国製の商品が溢れているので、コロナウィルスの影響は避けられそうにありません。
ただ、秋から冬にかけての寝具販売のピークは過ぎていますので、冬用の商品にはあまり影響がないのではないでしょうか。むしろ、暖冬の影響で今冬の寝具の売れ行きは相当悪く、各社とも在庫をたんまりと抱えているので、当面の在庫は心配がないと推察されます。
例年、3月下旬から販売開始される夏用の涼感寝具に関しては、品薄になることが予想されます。今夏にこれらの商品の購入を検討されている方は、迷わず早めのご購入をお勧めします!
ベビー向けの寝具にも、一部で影響は出そうです。
特に3月が販売のピークを迎えるお昼寝布団セットは中国製の商品が多く、店頭やWEB上でも品薄になる可能性が高いです。4月から保育園へ入園予定のお子様がいらっしゃるご家庭で、お昼寝布団セットの購入をお考えの場合は、こちらも迷わず早めのご購入を!
※明後日から楽天スーパーセールが始まります。日本製のお昼寝布団セットをお買い求めの方は、ぜひこちらからどうぞ!ポイントもたくさんついてお得!
https://item.rakuten.co.jp/mycket-pocket/c/0000000165/
ところで、国内で寝具を製造する弊社のようなメーカーに取っても、販売数を伸ばすチャンス!とも言い切れないんです。
(1)短期間での企画、製造が不可能
(2)中国製品に近い価格での販売は、そもそも不可能
(3)製造は国内でも、資材(生地や中わた)は中国製が多い
特に、弊社では(3)を最も危惧しています。
中わたは在庫も十分にあり、国産のものもあるので、そこまで心配していませんが、生地は別です。生地に染める前の生機(きばた)はほとんどが中国製だからです。(弊社ではインドネシアの生機も使用していますが)
このまま中国で工場が停滞し続けると、生機が織れなくなり、布団やカバーが作れなくなるかもしれません。それが一番の懸念材料です。そうなる前に正常に戻って欲しいところ。
それ以外にも、
(1)インバウンドの減少による景気の悪化で消費者心理が冷え込み、モノが売れなくなる
(2)仕入れ商品の次回入荷のメドが立たない
(3)海外向け発送の日数がかかる
(4)宿泊施設からの注文がキャンセルになる
(5)高校生や企業の合宿や研修が中止になる
など、かなりの悪影響を受けてしまいます。
(1)はホテルや旅館向けの布団のキャンセルも結構多いようです。
(2)は売れ行き好調な商品が欠品すると販売機会の損失になり、売上が減少します。
(3)は通常2〜3日で届けられる香港向けのEMSでの荷物が2週間以上かかるようです。
(4)(5)は布団のレンタルを行っている弊社にとって、繁忙期である春休みから4月にかけての合宿や研修が中止になると、その分の売上がまるっと無くなってしまいます。。
本当に1日でも早い収束を心から望みます。
2020年は、長引く楽天の送料無料化問題に加え、コロナウィルスによる影響と弊社に取って試練が続きます。
(私が後厄だからでしょうか・・・泣)
とは言っても、起こってしまったことをいつまでも引きずっても仕方がありません。
なんとか前を向き、危機を乗り越えるべく一歩ずつ前進あるのみ。
頑張るぞっと。