3代目 J FUTON MAKER

布団製造業3代目、睡眠環境・寝具指導士、takumin1210のお布団ブログ。寝具、ベビー布団やベビーグッズをはじめとする自社製品、趣味のテニス(少し)、神社巡り(ほぼメイン)、子育てなど。コーヒー好き。ゴルフ始めたいけど、クラブも無いし、買わなきゃ。。と思いつつ、月日は流れる。

布団屋が作った布マスク

4月です。彦根の桜も満開、見頃を迎えました。暖かな週末、例年だと彦根インターから彦根城までは大渋滞になりますが、やはり今年は人出も少ないですね。

世間では各世帯に布マスク2枚配布のアベノマスクがなかなかの話題です。小学生の時の給食当番が着けるような、あの布マスクです。

不織布マスクが品薄の状況で、ますます自作出来る布マスクも脚光を浴びています。

 

そして、弊社でも進めている布マスク。試作品が完成しました。

 

f:id:takumin1210:20200405002503j:image立体仕様です

 

シンプルながらも周囲はステッチになっていて、縫製のしっかり感とオシャレ感が両立出来ています。かなり良い仕上がりではないでしょうか…!

 

布団屋とはいえ、繊維業界の一員ではありますので、半端なマスクは作るわけにはいきません。そこにはこだわりがいくつかあります。

 

1,肌に直接触れるものなので、もちろん品質重視。ダブルガーゼ素材でも、オーガニックコットンのダブルガーゼを使用しています。しかも、安心の国内織りの生地です。

 

f:id:takumin1210:20200405003215j:image柔らかくて気持ちの良い生地です

 

2,ダブルガーゼ生地、不織布シート、ダブルガーゼ生地のしっかりとした三層構造。マスクの真ん中に不織布を挟むことで、柔らかいガーゼ素材もしっかりとした作りになります。

 

3,不織布シートにアレルキャッチャーシートを使用。実はこのシート、かなり優秀。アレルゲン物質を吸着する機能と、消臭機能があります。マスクって多少は臭いが気になりますが、このシートのお陰で臭いが気にならないんです。

 

f:id:takumin1210:20200405004019j:imageこのブルーのアレルキャッチャーシートがポイント!

 

4,もちろん洗濯機でお洗濯可能。しかも柔軟剤を使うと、マスクにも良い香りが残ります。

 

『布団屋の作る布マスク』、『オーガニックコットンの布マスク』『臭いが気にならない布マスク』などなど、わかりやすくもこだわりが伝えられる商品名を付けないと…!

 

ゴムの入荷が今週末なので、完成は13日以降の予定です。販売出来る体制になれば、またお知らせいたしますので、よろしくお願いします。

布マスクを作る

今更ながら、マスク不足が深刻です。ネットでは不織布マスクが高騰していて、転売の疑いもあるようですが、そもそも中国からの仕入れ値がありえないくらい上がっており、普通に値決めすると、そのような価格になるようです。

国内メーカーさんもフル稼働し、シャープのように異業種からの参入もありますから、このマスク不足も早晩解決してくれるとありがたいですね。

 

コロナが流行り出した当初はここまでマスク不足が長引くとは考えもしませんでしたし、手作りマスクのニーズがこんなにも増えるとは想像も出来ませんでした。しかしながら、この社会情勢を鑑み、弊社も布団屋なので生地の端切れはまぁあるので、少しずつでも布マスクを作ろうと先週からサンプル制作に取り掛かりました。

 

f:id:takumin1210:20200330230436j:image布マスクのサンプル各種

 

布マスク生産には、生地とゴムが必要です。生地は問題ないのですが、ゴムが無いのです。なんと、4月中旬まで入荷待ち…

サンプル分のゴムのみなんとか手当て出来たので、マスクの形を決め、生地の裁断と縫製までを終わらせて、ゴム付けの段階まで仕込んでおこうと思います。

 

何枚くらい準備できるかわかりませんが、とりあえず弊社スタッフと取引先、あと地元多賀町の保育園や幼稚園と小学校には何枚かお渡し出来ればと考えています。

 

もうしばらくお待ちくださいませ。

 

ご城下にぎわい市、無期限延期。

依然として猛威を振るう新型コロナウイルス

本日(3月16日)、滋賀県でも3人目の感染者が。

 

弊社でも37.5度以上の発熱があった場合は、その日から3日間ほど休んでもらうことにします。けど、37.5度なんてなんらかの拍子にすぐに計測してしまいそう。。

 

あと半月ほどで学校も新学期が始まるけど、休校はいつまで続くのかな。

さすがに新学期も引き続き休校ってのは無いとは思うけど。エネルギーがあり余る子どもたち、どこかで発散させてあげたいです。

 

ところで、例年桜の時期に合わせて彦根城で開催されている「ご城下にぎわい市」。

今年も3月20日から開催予定でしたが、コロナウイルスの影響で無期限延期となりました。残念極まりないですが、これも致し方なし。

(ちなみに彦根城天守や埋木舎なども休止中です。

 詳しくはこちら→ https://www.city.hikone.lg.jp/daiji/12526.html )

仮設テント内で物販するわけですが、混み合うし、換気は十分にできないだろうし。

特にお弁当がすごく売れますが、今年はなし。業者さんにとっては痛恨です。

 

弊社でも「1/6fabric」 https://www.1-6fabric.jp/ を販売する予定だったので、残念です。

 

今回の災禍、いつ収束するのか見通しが立っていません。

ほんと、非常事態になればなるほど、普段の生活がありがたく感じるものですね。

 

一刻も早く事態が好転することを願います。

 

 

 

新型コロナウィルスによる影響について

国による学校への休校要請にまで発展した2019年のコロナ騒動。

確かに、子どもたちの安全を優先させるのは賛成ですが、何しろ急な要請で

学校や保護者も対応に追われる始末。

 

コンビニやスーパー、外食などのサービス業において、小さな子どもを持つ主婦はパートとして貴重な戦力。企業は休みやすい体制を取ってほしいとの国からの要請ですが、そんなん普通に考えていきなり対応出来るはずがないじゃないですか・・・!

 

私の住む彦根市では、学童保育に申し込んでいる1〜3年生の子どもがいる家庭で、希望があれば午前中は学校で子どもを見てくれるようになりました。そのまま午後からは学童保育で見てもらえます。他の自治体での対応を見て羨ましいと思っていたので、我が彦根市でも実現していただき、本当にありがたいです。そして、普段よりも長時間お世話になる学童支援員の皆様、本当にありがとうございます。

 

さて、寝具業界におけるコロナウィルスの影響について、少し記載します。

寝具は中国製の商品が溢れているので、コロナウィルスの影響は避けられそうにありません。

ただ、秋から冬にかけての寝具販売のピークは過ぎていますので、冬用の商品にはあまり影響がないのではないでしょうか。むしろ、暖冬の影響で今冬の寝具の売れ行きは相当悪く、各社とも在庫をたんまりと抱えているので、当面の在庫は心配がないと推察されます。

例年、3月下旬から販売開始される夏用の涼感寝具に関しては、品薄になることが予想されます。今夏にこれらの商品の購入を検討されている方は、迷わず早めのご購入をお勧めします!

 

ベビー向けの寝具にも、一部で影響は出そうです。

特に3月が販売のピークを迎えるお昼寝布団セットは中国製の商品が多く、店頭やWEB上でも品薄になる可能性が高いです。4月から保育園へ入園予定のお子様がいらっしゃるご家庭で、お昼寝布団セットの購入をお考えの場合は、こちらも迷わず早めのご購入を!

※明後日から楽天スーパーセールが始まります。日本製のお昼寝布団セットをお買い求めの方は、ぜひこちらからどうぞ!ポイントもたくさんついてお得!

https://item.rakuten.co.jp/mycket-pocket/c/0000000165/

 

ところで、国内で寝具を製造する弊社のようなメーカーに取っても、販売数を伸ばすチャンス!とも言い切れないんです。

 

(1)短期間での企画、製造が不可能

(2)中国製品に近い価格での販売は、そもそも不可能

(3)製造は国内でも、資材(生地や中わた)は中国製が多い

 

特に、弊社では(3)を最も危惧しています。

中わたは在庫も十分にあり、国産のものもあるので、そこまで心配していませんが、生地は別です。生地に染める前の生機(きばた)はほとんどが中国製だからです。(弊社ではインドネシアの生機も使用していますが)

このまま中国で工場が停滞し続けると、生機が織れなくなり、布団やカバーが作れなくなるかもしれません。それが一番の懸念材料です。そうなる前に正常に戻って欲しいところ。

 

それ以外にも、

(1)インバウンドの減少による景気の悪化で消費者心理が冷え込み、モノが売れなくなる

(2)仕入れ商品の次回入荷のメドが立たない

(3)海外向け発送の日数がかかる

(4)宿泊施設からの注文がキャンセルになる

(5)高校生や企業の合宿や研修が中止になる

 

など、かなりの悪影響を受けてしまいます。

(1)はホテルや旅館向けの布団のキャンセルも結構多いようです。

(2)は売れ行き好調な商品が欠品すると販売機会の損失になり、売上が減少します。

(3)は通常2〜3日で届けられる香港向けのEMSでの荷物が2週間以上かかるようです。

(4)(5)は布団のレンタルを行っている弊社にとって、繁忙期である春休みから4月にかけての合宿や研修が中止になると、その分の売上がまるっと無くなってしまいます。。

 

本当に1日でも早い収束を心から望みます。

 

2020年は、長引く楽天の送料無料化問題に加え、コロナウィルスによる影響と弊社に取って試練が続きます。

(私が後厄だからでしょうか・・・泣)

 

とは言っても、起こってしまったことをいつまでも引きずっても仕方がありません。

なんとか前を向き、危機を乗り越えるべく一歩ずつ前進あるのみ。

頑張るぞっと。

 

 

楽天送料無料のこと

最近のニュースといえば、新型コロナウィルス。

そして、日を追うごとに取り上げられるようになってきた楽天の3,980円以上の購入での送料無料化。

 

世間の風当たりが強くなってきたのを意識しているのか、

「送料無料」を「送料込み」の表記に今になって変更するようですが。

 

確かに、倉庫を借りて、型番商品を仕入れて他店舗よりも安く売るだけの出店者は厳しくなるでしょうね。退店する店舗も増えるでしょう。

 

楽天市場に出店している当事者である弊社も、どちらかというと今回の施策には反対です。

理由として、

1.店舗売上は増えるかもしれないが、利益が増えることは無い

2.店舗にだけ負担を強いている

3.「送料無料」が強調されすぎ

4.楽天市場のイメージ悪化

5.消費者にもデメリット

が挙げられます。

 

1.単純に売上は増えても送料分の経費負担も増える。例えば、4,000円の商品を送料込みで出荷するとしたら、

商品4,000円ー原価2,400円ー送料600円ー楽天諸経費約15%で600円=粗利400円。。

ここから更に人件費やらを引いていくとほとんど残らないんですよね、本当に。

少し前には、ネット通販は売れると儲かるよね!なんて聞きましたが、はっきり言ってそんなことはありません。本当に儲かるのはプラットフォーマーである楽天のみ。

GAFA見ててもわかるよね)

 

2.そもそも店舗だけが送料を負担するのではなく、楽天も身を削るべきです。

数千億円かけて物流施設を整備しているとは言っても、高額な倉庫代をとるわけだし。そこから出荷するゆうパックの出店者向け送料もめちゃ高いし。

送料や配送会社は出店者ごとに異なるので、例えば注文金額によって1件あたり◯◯円楽天が負担するとか、手数料を◯%下げます!とかがあれば、ここまで反発もなかったと思うのですが。

 

3.送料はかかるものなのに、「送料無料」が強調されすぎて「配送の価値」が踏みにじられていることも腹立たしいです。出荷して1〜2日で荷物が届くという「価値」の対価が「無料」って酷くないですか?運送会社さんも人を抱え、トラックや営業所をたくさん保有しているのに。消費者からしたら安い方がもちろん嬉しいけど、発生するコストに納得できれば、それを負担することへの抵抗は少ないと思います。

 

4.この一連の騒動で間違いなく楽天のイメージは悪化しています。更に、公取委への事前の打診で独禁法抵触の可能性を指摘されていたことも判明しました。にもかかわらず、先日のカンファレンスで「国や公取委と対立してで成功させる!」と言ってしまい、ますます独善的なイメージが固定化される始末。こんなモールで買い物したくないなぁ。。と思う消費者は結構多いと思います。

 

5.これを機会に送料込みの値付けをする店舗もあるでしょう。では、2個以上の商品を購入した場合、どうなるのでしょうか。総額から1商品分の送料を引いてくれるのでしょうか。良心的な店舗は対応してくれるかもしれませんが、そのような対応は出来ない店舗もあるでしょう。そうすると、消費者は余分にお金を払うことになります。

 

色々な問題を抱える今回の「送料無料化施策」。

3月18日の実施予定日まであと一ヶ月余り。個人的には土壇場で見送りになるような気がしています。

 

とにかく、一出店者としてはこのイメージ悪化を早く払拭し、消費者が安心して買い物が出来るモールに戻ることを切に願います。

 

 

 

失敗したウレタンのこと

うちの会社、主にベビー布団を作っているのですが、大人用の布団も少ないながら一応作っています。

 

掛布団、敷布団、枕など。

もちろん、設備の都合もありますが、そこまで多品種を作れるわけではありません。

 

畳や床の上に敷く、敷布団。

中わたの素材はポリエステルやウールが多く、中芯の素材はポリエステルの固わたやウレタンを使用するのが一般的。

 

敷布団は寝る人の重さを支えるので、当然ながら長年使うとへたってきます。

それは仕方のないことですが、へたりにくくするために中芯として固わたやウレタンをわざわざ挟み込んでいるわけです。

 

弊社では中芯にポリエステルの固わたを使いますが、今回は納品先の要望でウレタンを使用することになりました。しかもプロファイル加工と言って表面に凹凸をつけたウレタンです。

 

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プロファイルウレタンの断面

普段使わない素材なので、恥ずかしながら詳しいスペックがわからず、発注。

 

そして、実際に納品されたウレタンは、こちらが欲しかったものとは違う仕様のものが届いてしまう・・・。

 

このやってしまった感は数年ぶり。あぁぁ。

 

普段使わず慣れていない商材だからこそ、発注時により慎重になるべきだったと後悔するも、後の祭り。

 

しかし、このまま引きずっても仕方ないので、このウレタンを使用して何か新しい商品にすることはできないかと思案中です。

特にベビー用の敷布団は固わたが多く、プロファイル加工をしたウレタンマットは市場にも無いので、ひょっとしたらいけるかも・・・と考えてみたり。

 

とにかく!

数にも限りがあるので、新商品のお試し販売ができると前向きに 捉えて、商品企画につなげて行きたいと思います。

 

 

レイクスターズ

昨日はBリーグの試合観戦で大津まで。初観戦です。

 

バスケ部所属の長女と、中学でバスケ部だった私の2人で。

 

確か、去年のクリスマスプレゼントのリクエストがプロバスケの観戦。せっかくなので、行くなら滋賀レイクスターズの試合ですよね。レイクスターズには滋賀県あげてバックアップしているのが伝わってきて、県民としては嬉しいし、頑張ってほしいです。

 

f:id:takumin1210:20200126150620j:image会場はこんな感じ

 

対戦相手は島根スサノオマジック

スサノオとはなかなか強そう…!

 

f:id:takumin1210:20200126150948j:imageいよいよ開始

 

序盤から試合は一進一退、行き詰まる白熱の展開!バスケ、面白いぞ。

 

中学の頃やっていただけなので、細かいルールを忘れている私。わからないところをそっと長女に確認。親子のコミュニケーションにももってこいではないか。

 

試合の合間にはチアの演技もあります。

 

f:id:takumin1210:20200126151047j:image

 

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なかなかのエンタメ性。

 

私、プロスポーツの観戦はそう言えば野球以外初めて。観客数は2,000人程度とプロ野球に比べると少ないけど、体育館での開催とあってこれくらいで丁度いいのかな。観客席がスカスカ過ぎるとなんか寂しいし。

 

f:id:takumin1210:20200126151408j:imageレイクスターズ勝利!

 

結果はレイクスターズの勝利。

やりました!

 

なかなか楽しかったと長女。

 

頻繁には行けないけど、年に何回かは応援に行こうかな。貴重な親子の会話のネタにもなるし。