マーケティング戦略ゼミ1
一昨日、中小機構主催のマーケティング戦略ゼミに参加しました。
全4回あるうちの1回目。
会場は大阪北浜にある大阪経済大学の北浜キャンパス。社会人向けの大学院があるところですね。
そもそも「マーケティング」の定義が曖昧な私にとっての学びの場。
復習の意味も込めて備忘録として書いていきます。
午前は大経大の先生とコンサルの先生の講義。
まず、
中小企業が稼ぐ力をつけるには。
1 女性やシニアの活用
2 新事業に取り組む
3 外部資源の活用
4 職場環境の整備
5 生産性の向上
6 省力化・IT導入・アウトソーシング
7 デザインやマーケティングなどの専門性の高い仕事もアウトソーシング
考えていること、弊社でも取り組んでいることと重なる。
(自分の考えがそんなに逸脱していないことに安心する笑)
職場環境の整備・・まだ弊社には足りていないところかな。工場内にエアコン付けたいな。
生産性の向上って頭ではわかってるけど、実際にどうすればいいのかは難しいし。
7のアウトソーシングはもっともだけど、ある程度のノウハウは社内にも蓄積したいし。要はバランスも大事ってこと。
次に、近江商人 商売の心得十訓
1 商売は世の為、人の為に奉仕して、利益はその当然の報酬なり
2 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何
3 売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永遠の客をつくる
4 資金の少なさを憂うなかれ、信用の足らざるを憂うべし
5 無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れ
6 良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり
7 紙一枚でも景品はお客を喜ばせる つけてあげるもののない時は笑顔を景品にせよ
8 正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
9 今日の損益を常に考えよ 今日の損益を明らかにしないでは寝につかぬ習慣にせよ
10 商売には好況、不況はない いずれにしても儲けねばならぬ
みなさん、ご存知ですか?
近江商人といえば「三方よし」。売り手よし、買い手よし、世間よしですよね。
恥ずかしながら、私は「三方よし」しか知りませんでした・・一応、近江の商人ですけど。
これ、読んで納得です。
3は出来ないようなことを言って期待値を上げすぎるなってこと。期待してからの失望ってダメージ大きいですもんね。それよりは納品後の顧客満足を上げるほうがいいってこと。
5の客の好むものを売るな 為になるものを売れ って結構難しいな・・・
6こそマーケティングですね。
7の笑顔ってマクドナルド!?
8はもっとも。安売りのイメージがついてしまうと、それを覆すのは難しい。残念ながら、私の業界は良い商品が出ればすぐに模倣と安売りに走るから。で、2〜3年後には消えている・・・もう少し先を見て商売しようよ。
10はその時代のせいにしてはダメってことですね。確かに良い商品は不況時にも売れるし、逆にそんな時こそ売れるもの、求められているものを作らないと。また、調子の良い時にどれだけ先を見て体制を整えておけるかが大事。
あとは、目的と戦略と戦術。
戦術(アプローチ)はいくつもあるけど、戦略(正しい方向性)は間違ったらダメとか。
目的の重要性、目標との違いなどはJC(青年会議所)でたくさん学んだつもり。JC、役立ってる!
最後に、優れた職場の「あいうえお」
「あ」 明るい、ありがとうの気持ち
「い」 意見が尊重される
「う」 嬉しい(参加している、認めてもらえる、成長しているなど、仕事にやりがい
を感じる)
「え」 笑顔が良い
「お」 大きな理念や志を共有できる
・・だそうです。
特に「い」「う」「お」って個人で感じ方の違いがあるから難しい。けど、少しでも会社のスタッフにこういう気持ちを持ってもらうようにしないと。それは経営側の責任。
午後からは7名でゼミ形式。
各社の紹介、現状、仕事の流れなどを大まかに説明して質問など。いろんな業界の話が聞けて楽しい。少しでも吸収できるところは積極的に。
あと3回。
がんばろっと。